和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、便器の交換だけでなく、床や壁の工事も伴うため、ある程度の工事期間が必要となります。事前に工事の流れと期間を把握しておくことで、スムーズなリフォーム計画を立てることができます。まず、一般的な工事の流れですが、以下のようになります。1. 養生・既存設備の解体・撤去: 工事を行う場所の周囲を汚さないように養生し、既存の和式便器や、場合によっては床や壁の一部を解体・撤去します。2. 給排水管・電気配線工事: 新しい洋式便器の位置や仕様に合わせて、給水管、排水管の位置を調整したり、温水洗浄便座用のコンセントを設置したりします。3. 床・壁の下地工事: 和式トイレの段差を解消し、洋式便器を設置するための平らな床を作ります。壁の下地も、新しい壁紙を貼れるように調整します。4. 内装工事: 新しい床材(クッションフロア、フローリングなど)や壁紙(クロス)を施工します。5. 新しい洋式便器の設置: 選んだ洋式便器を設置し、給排水管と接続します。6. 付属品の取り付け・最終確認: 温水洗浄便座のリモコンや、手すり、ペーパーホルダーなどを取り付け、水漏れがないか、正常に作動するかなどを確認し、清掃して工事完了となります。次に、工事期間ですが、これは工事の規模や内容によって異なります。比較的シンプルな工事であれば、2日~4日程度で完了することが多いようです。例えば、1日目に解体と配管工事、下地工事を行い、2日目に内装工事と便器設置を行うといったスケジュールです。しかし、床の段差が大きい場合や、壁の大規模な補修が必要な場合、あるいはトイレのドアの交換なども伴う場合は、5日~1週間程度、あるいはそれ以上かかることもあります。工事期間中は、基本的にトイレが使用できなくなるため、仮設トイレの設置や、近隣の利用可能なトイレ(公共施設、コンビニ、友人宅など)を事前に確認しておく必要があります。工事を依頼する業者に、事前に詳細な工程表をもらい、工事期間やトイレが使えない期間、そして日々の作業内容などをしっかりと確認しておくことが大切です。
和式から洋式トイレリフォーム工事期間と流れ