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神は細部に宿るトイレリフォームのこだわり
内装込みのトイレリフォームが完了し、新しい便器と美しい壁紙、清潔な床に囲まれた空間を目の当たりにすると、大きな満足感に包まれることでしょう。しかし、実際にその空間で毎日の生活を始めてみると、ふとした瞬間に「ああ、ここをこうしておけば良かった」と感じる小さな後悔が生まれてくることがあります。実は、リフォームの真の満足度を左右するのは、便器のグレードや壁紙の柄といった華やかな主役たちだけではありません。ペーパーホルダーや換気扇といった、普段は意識することすらない細かなパーツへの配慮こそが、日々の使い心地を決定づけるのです。 例えば、何気なく選んでしまいがちなペーパーホルダーやタオル掛け。これらを空間のテイストに合わせたデザイン性の高いものに変えるだけで、トイレの雰囲気はぐっと洗練されます。アイアン製でインダストリアルな雰囲気を演出したり、天然木でナチュラルな温かみを加えたりと、選択肢は無限です。また、デザインだけでなく機能性にも目を向けてみましょう。最近では、スマートフォンを一時的に置ける棚が付いたペーパーホルダーが非常に人気です。ズボンのポケットからスマホを取り出す際や、少し手を離したい時に、この小さな棚があるだけで驚くほど便利に感じられます。 換気扇もまた、見過ごされがちですが快適性を大きく左右する重要な設備です。古い換気扇は動作音が大きかったり、換気能力が低下していたりすることが多く、臭いや湿気がこもる原因となります。内装リフォームで天井のクロスを張り替えるタイミングは、この換気扇を交換する絶好の機会です。人感センサー付きで自動的に作動するタイプや、静音性に優れたモデルに交換すれば、いつでもクリーンな空気環境を保つことができます。 さらに、意外な盲点となるのがコンセントの位置と数です。ウォシュレット用のコンセントは当然ありますが、冬場に小型のファンヒーターを使いたい場合や、掃除機を使う際の利便性を考えると、もう一つ予備のコンセントを低い位置に増設しておくと非常に重宝します。リフォーム計画の段階で、その空間での自分の動きを具体的にシミュレーションしてみること。そうした細部への想像力こそが、後悔のない、真に使いやすいパーソナルな空間を創り上げるための秘訣なのです。